愛犬の歯みがき、定期的に行っているのは なんと3割! | ナス動物病院

愛犬の歯みがき、定期的に行っているのは なんと3割!

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某損害保険株式会社が、6月4日の「虫歯予防デー」にちなんで、
歯みがきに関するアンケート調査を行ったところ、
「定期的に歯みがきを行っている」犬の飼い主は、
全体の31.6%であることがわかりました。

動物病院へのアンケートでは、8割を超える獣医師が
歯みがきを行う理想的なペースとして「毎日」を挙げているのに比較すると
歯みがきを「あまり行っていない」飼い主が6割を超える
今回の結果は、理想と現実の間に
かなりのギャップが存在していることを示しています。

犬の口中は、人間よりもアルカリ性が強く、
歯垢がつきやすいため、歯周病にかかりやすいといわれています。
歯周病を予防するためには、こまめな歯みがきが欠かせませんが、
半数を超える飼い主が「愛犬は歯みがきが嫌い」と答えています。
「好き」と答えた飼い主に共通している方法は、
「手早く行う」「無理やり行わない」ということでした。
これを参考にまずは口の周りを触っても嫌がらないようにする
歯みがきジェル、ガーゼなどを上手に利用するなどして
ひとりでも多くの飼い主に愛犬の歯みがき嫌いを克服してほしいものです。

という内容です。

当院には歯科治療を行なうために、遠方より来院されます。
他の動物病院と比較し、歯の重要性に関心の深いオーナーさんが
多いと思われますが、それでも歯磨きを毎日されている
オーナーさんは2割を割ります。
それだけ毎日のブラッシングはとても大変なことです。
言い換えれば、この2割のオーナーさんは
尊敬に値すると思います。

毎日ではなくても、諦めずに、時にはしてください。
多くのペットは歯ブラシを受け入れません。
それが現実です。
頑張る必要はありません。
気楽に考えましょう。