歯科矯正

抜歯による歯科矯正

この症例は、生まれつき下顎が長いために、

左右の下顎犬歯が上顎の切歯に当たり、切歯が前方に移動して、

咬合が上手くいきませんでした。
治療としては、左右の上顎切歯を抜歯し、正常な咬合に戻しました。
このような矯正は、生後6~7ヶ月ぐらいに行うのが、理想です。

インクラインプレインによる犬歯の歯科矯正

ベースナロウ犬歯のインクラインプレインによる矯正

乳歯残存によって、永久犬歯の内側への変位がよく起こります。
内側に変位することにより、口蓋を傷つけるため、矯正が必要です。
この症例では、下顎の犬歯が上顎の切歯の内側に当たって歯を押し上げていました。
そのために、乳歯を抜歯し、化学重合コンポジットレジンを上顎につけて矯正を行いました。

1枚目の写真は、抜歯前の下顎の写真です。
両側の永久犬歯とも内側にかなり変位していました。
犬歯はもちろん切歯の乳歯もほとんどが残っています。

2枚目は上顎にインクラインプレインを装着した様子です。

3枚目の写真は矯正後1ヶ月の写真です。
下顎の犬歯が切歯の外側に変位しています。

インクライン・キャッピングによる犬歯の歯科矯正

アクリルまたはコンポジットを接着して、

歯を延長またはカモフラージュして理想の位置に移動させる処置です。
この症例では、原因が乳歯遺残によるために、乳歯を抜歯後、インクライン・キャッピングを行い、

2週間後(写真右)には理想の位置に移動できました。

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