炭酸ガスレーザー | ナス動物病院
炭酸ガスレーザーは人間の医療では、現在欠かせない医療機器です。
獣医領域でも多くの手術に取り入れられています。
炭酸ガスレーザーは犬、猫、鳥、など、あらゆるペットに使用でます。
また目の周囲、耳、口、その他あらゆる部分に使用でき、去勢・避妊、ガンなどの手術はもちろん、口内炎や歯科の治療にも使用できます。
炭酸ガスレーザーとは、水に吸収されやすい性質を持っているレーザーで、これを照射することによって、水分を多量に含んでいる皮膚組織、及び周辺部を蒸散させることができます。
切開しながら小さな血管も閉じるので、手術中の出血が少なくなり、手術が簡単になります。その結果麻酔時間が短くなります。
従来の外科手術と比べ組織侵襲が1/100程度です。
術後の痛みがメス等による手術の1/10に減少します。
レーザーにより組織周辺の血液は瞬間に凝固するので、出血を最小限に抑えます。
手術中の出血が少ないため腎臓や心臓に負担がかかりません。
体に直接触れないため、必要以上に傷をつけることがありません。従って、手術後によくみられる腫れがほとんどありません。
病気の部分だけを取ることが出来るので、まわりの健康な部分に影響を与えることがありません。
切開するだけではなく、大切なペットに感染を起こす細菌を殺すこともできます。
麻酔のリスクを回避。無麻酔処置の可能性が広がります。
今までの手術に比べて回復が早いので、日帰り手術が可能です。
免疫力を高め、ガン細胞などの排除能力を高めます。
今までペットの外科手術はより小さい体のペットに負担をかけていましたが、炭酸ガスレーザー手術はその負担を軽減することができます。当院では炭酸ガスレーザーを有効に活用し、大切なペットに負担の少ない治療を行ないます。