犬 犬歯の内歯瘻 | ナス動物病院
犬 犬歯の内歯瘻
今回のワンちゃんは、10歳のプードルです。
基礎疾患として糖尿病の治療を継続しています。
糖尿病によって,重度の歯周病を発症します。
犬歯に内歯瘻が認められたため、手術を行ないました。
今回は犬歯と臼歯を含め、10本の抜歯を行ないました。
歯肉炎の部位は炭酸ガスレーザーで広範囲の蒸散を行なっています。
2時間以上の麻酔でしたが、覚醒も良好でした。
このように、糖尿病などの基礎疾患を伴うと、歯周病は一気に悪化してしまいます。
しかし、糖尿病のコントロールが上手くいっているペットでなければ、麻酔のリスクが高すぎます。
この辺が、手術の難しさだと思います。