ネコの歯頚部吸収病巣 | ナス動物病院

ネコの歯頚部吸収病巣

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5月に入り、診察までの待ち時間が非常に長くなっています。

ご了承ください。
 

今回はネコの病気としてはとても多いケースです。

写真を見て、どこが変かわかりますか?
 


 

お分かりになれば、相当の歯科通ですね。

次のレントゲンをどうぞ。
 


 

レントゲンを見れば、一目瞭然ですね。

正常なのは、真ん中の歯だけです。

左右の歯は既にかなり解けていて、歯肉が覆っています。

典型的な、歯頚部吸収病巣の画像ですね。
 

このように、一見なんでもないように見えて、かなり重症なんて歯科の世界では

よくあることです。

ちょっと口腔内を診て、大丈夫なんてなかなか言えません。

ちなみに、この仔は痛みはありませんでした。

 
処置としては、抜歯もしくは歯冠切除(厳しい条件付)になります。