犬の下顎骨嚢胞
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今回は下顎骨嚢胞の症例について紹介します。
小型犬に時々見受けられる症例で、歯肉に膨らみができてきます。
一見、腫瘍を疑う感じですが、レントゲンを撮ると、骨が吸収していて
袋状になっていて、内部に埋没歯(ないこともあります)と液体の貯留が認められます。
処置としては、早期に外科的に埋没歯の除去と内側の袋を丁寧に切除することです。
一方の下顎の歯槽骨が大きく吸収されているのが、確認できます。
下顎骨の吸収は重度ですが、骨折には至っていませんでした。