重度の歯周病 | ナス動物病院
重度の歯周病
歯周病の手術を行うときに、「何本ぐらい抜きますか?」と質問を受けます。
この返事が、とても難しいことなのです。
当然、歯は骨の中に埋まっています。
実際、見た目だけでは判断できず、
歯科レントゲンを撮らないと何もわかりません。
人の歯科医院でも、まず最初に口腔内のレントゲンを必ず撮ります。
これにより、今までの治療歴・歯周病の程度・埋没歯や
過去の歯科治療の失敗など、簡単に確認できます。
それほど、歯科レントゲンの依存度は高いのです。
そうなると、極端な話「1本から20~30本ぐらい抜歯かな?」
と答えざるおえません。
今回は、最初から下顎の犬歯以外すべて抜歯を予定した頭部のレントゲンを紹介します。
下顎の骨が歯周病により、骨折が起こるぐらい吸収されているのが確認できます。