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愛犬2247頭の体脂肪率を測定し肥満実態の解析結果を発表

【研究結果】
 ・愛犬の平均体脂肪率は29.2%。
 ・メスの体脂肪率は30.8%で、オス27.6%に比べて高く、性差がある。
 ・加齢によって、オスもメスも体脂肪率が増加。
 ・体脂肪率35%以上を肥満*とした場合、全体の25.6%が肥満に該当。

研究の背景
愛犬の肥満が増加していると言われていますが、犬の肥満は骨関節症などの運動器疾患や心疾患などの原因となり、さらに寿命短縮の要因ともなります。
犬の肥満の主な原因は、運動不足や食べすぎなどによるエネルギー収支のアンバランスです。そのため動物病院での対応は肥満改善指導が中心となりますが、体重と体脂肪率を使って食事指導を行えば、健康管理の精度を高めることができると考えられます。
しかし肥満とは、脂肪が過剰に蓄積した状態であるため、こうした体重による評価や定性的な判定に加え、体脂肪率による客観的な評価をすることが望ましいと考えられます。
そこで今回、簡便な測定ができる犬用体脂肪計を使用して、多数の愛犬の体脂肪率を測定し、また体脂肪率を指標として肥満実態を解析しました。

「ペットと飼い主は良く似る」と言われます。
犬用体脂肪計を使用しなくても、自分の体形を見れば・・・?
皆さん健康に注意しましょう。


06111