犬歯の破折修復 | ナス動物病院

犬歯の破折修復

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今回は大型犬の犬歯の破折の症例を紹介します。

破折の原因は不明ですが、これだけのサイズの犬歯の破折はあまり起こりません。

破折後、時間の経過はありましたが、年齢が若いということ、経過が悪ければ抜髄処置

を行う条件で、歯髄の保存療法を行いました。
 


 

写真のように、中心部が露髄しており、歯の変色が見られます。

このままの、位置での修復は感染、破折が起こるために、

肉眼的に歯髄が健康である位置まで、切削し歯冠の短縮を行いました。

その後、レーザーで歯髄を蒸散し、歯冠修復を行いました。
 


 

この症例では5ミリ程度、歯冠をカットしています。

破折から、治療までの期間が短ければ、確実に歯を残すことが可能です。