猫の病気についての質問

猫白血病ウィルスや猫エイズウィルスはどうやって検査するの?

検査はとても簡単で、ほんのわずかな血液を採取し、あとは約5分間待つだけです。

どんなときに検査を受けるといいの?

?猫白血病ウイルスのワクチンを接種するとき
?既に猫を飼っていて、新たに猫を飼おうとするとき
?猫を飼い始めるとき
?口内炎などの病気がなかなか治らないとき
                                     などです。

どうやって感染するの?予防は?

猫白血病ウイルス

唾液や涙そして糞や尿、また母乳など多くの経路で感染します。

同じ食器を使ったり、お互いに体をなめあったりする、仲の良い子から感染する確率が高い病気です。

外に遊びに行く猫は、いろいろな猫と触れ合うことが多いために感染の危険性は増えます。

しかし、この伝染病にはワクチンがあり、高い確率で感染防ぎます。

接種前には検査をして感染していないことを確認します。

猫エイズウイルス  (猫免疫不全ウイルス)
主に血液と唾液を介して感染します。

例えば、ケンカなど、比較的なかの悪い子同士の間で感染が成立します。

しかし、この伝染病にはワクチンがあり感染防ぎます。

接種前には検査をして感染していないことを確認します。

この二つの伝染病に感染させないようにするためには、猫を外に出さないことです。

その予防のためにも、雄は去勢手術をすることです。

去勢をすることで、外を歩き回ったりケンカをしたりといった

他の猫と接触する機会が極端に少なくなり、感染する確立が下がるからです。

猫を二頭飼っているのですが、何か気をつけることはありますか?

飼い主は発症まで気づきません。

多頭飼育の場合には、一頭の感染猫によって、全ての猫に伝染します。

もし検査によって感染していることがわかれば、他の猫に感染しないように

隔離して飼育してください。

また、特に重度感染地域(動物病院でお聞きください)で拾った子猫は必ず

検査を受けください。

猫白血病ウイルス感染症・猫エイズは発生頻度が高く、恐ろしい伝染病ってホント?人間にうつるの?

猫白血病ウイルス
猫の伝染病による死亡の主な原因の一つとなっています。

症状としては、病気に対する抵抗力が弱まるため、他のウイルスや細菌に感染しやすくなります。

一般的には、体重減少・発熱・脱水・鼻炎・下痢・結膜炎などがみられます。

感染すると治療は不可能、対症療法をしていくことになります。

この病気は、感染して発症するまでに1~2年かかり

発症すると3年以内に80%が死亡するといわれています。

猫エイズ

症状としては、次第に元気がなくなり、猫の免疫が抑制されます。

この免疫抑制により伝染病に対し無防備の状態になり、

口内炎、胃腸炎、鼻炎などが治らず最後には死亡してしまいます。

感染してから、発症するまで、3~5年かかるといわれています。

また、この猫免疫不全ウイルスの感染の末期には、エイズのような症状が現れます。

このため、“猫エイズ”と呼ばれています。

この伝染病のワクチンが発売され、予防することが可能となりました。

この二つの感染症は、猫属にしか感染しないので、イヌにも人間にもうつりません。
残念ながら、府中町は発生頻度がとても高い地域です。

手術すると、病気予防になるってホント?

雌の場合、子宮の病気、乳腺腫瘍の予防になります。

雄の場合は、前立腺の病気、精巣・肛門周辺の腫瘍などの病気の予防になります。

また、5歳以上に多い、ホルモン性の高齢疾患の予防にも有効です。

さらに、性的ストレスから、解放されることにより、寿命が延びるともいわれています。

ネコの乳腺腫瘍の予防率との関係

猫は犬と違い乳腺腫瘍の90%以上が悪性のため早期の避妊手術が必要です。

生後6ヶ月齢以前が9%、7~12ヶ月齢では14%、2歳以前では84%と発生率が増加し

2歳を過ぎると避妊手術による乳腺腫瘍の予防はできないとされています。

避妊していない雌猫は、避妊している雌猫の7倍も乳腺腫瘍の発生率が高くなります。

また、去勢・避妊手術を受けた猫は、受けていない猫に比べると長生きする傾向があります。

イヌの乳腺腫瘍の予防率との関係

初回発情前の手術では99.5%、1回発情後92%、2回発情後74%

の乳腺腫瘍の発生を抑えることができます。

しかし、2歳半を超えると避妊手術による予防はできないとされています。

去勢・避妊手術を受けた犬は、手術を受けていない犬に比べると長生きする傾向があります。

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