犬咬傷の経験 | ナス動物病院

犬咬傷の経験

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連休も終わり、ペットも、くたくただと思います。

今週は文献要約から

犬咬傷の経験: 獣医科学生および獣医看護学生に対する調査

方法
2003年にマッセイ大学に入学した獣医科学生および獣医看護学生に対
して、自身の生涯における犬咬傷の経験のアンケートを実施した。

結果 

調査に対する回答者は228人であり、87人 (38%)が犬に咬まれたことがあった。
ほとんどの咬傷は軽度の傷害 であったが、17人(20%)は治療が必要であった。
男性の回答者はより咬まれ る傾向があった。
6~10才の間に咬まれるのが、回答者の割合で最も多く (27人;31%)。
最も頻繁に咬まれるからだの部分は手であった。
咬まれたヒトが知っている犬に咬まれること が最も多かった。
都市部の住人よりも、田舎に住んでいる回答者の方が3倍咬 まれている傾向があった。
咬傷のほとんどは咬まれたヒトの家であった。 (31人;36%)。
咬傷を起こした犬は、雌犬(24頭;28%)よりも雄犬 (38.44%)の方が割合が多かった。
犬が咬んだ理由は、家を守るため、遊び、手荒に扱ったため、および疼痛であった。

結論 
田舎居住者、犬との経験が多いヒト、11歳齢未満の子供、および男性
回答者が犬に最も多く咬まれていた。

今まで何回、咬まれたか。
その大半は、ネコですが・・・。
これも、動物病院ならではの試練です。


070508