胆嚢粘液嚢腫 | ナス動物病院

胆嚢粘液嚢腫

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いつも口腔内の手術ばかりと思われているので
今回は胆嚢の手術をした症例をアップします。

この子は13歳のメス、○○ちゃん。
以前から、肝酵素の上昇が見られましたが、
エコー検査の結果「胆嚢粘液嚢腫」と診断し
胆嚢の切除術を行ないました。

写真では、ソーセージ状に大きくなった胆嚢が解かると思います。

胆嚢は胆汁(液体)を一時的に蓄えておく、風船みたいなものですが
中の胆汁が、コンニャクゼリー状に硬くなってしまい
胆嚢から排出できない状態になる病気です。
一般に老齢のイヌに多く、最終的に胆嚢破裂に進行します。
エコー検査でこの病気が疑われても、症状が出ていないケースも多く
胆嚢破裂後、緊急オペになるケースもよくあります。

今回は発見後すぐ手術を行い、3日後には退院しました。


070309