インクラインプレインによる犬歯の歯科矯正 | ナス動物病院
インクラインプレインによる犬歯の歯科矯正
カテゴリー歯科矯正
ベースナロウ犬歯のインクラインプレインによる矯正
乳歯残存によって、永久犬歯の内側への変位がよく起こります。
内側に変位することにより、口蓋を傷つけるため、矯正が必要です。
この症例では、下顎の犬歯が上顎の切歯の内側に当たって歯を押し上げていました。
そのために、乳歯を抜歯し、化学重合コンポジットレジンを上顎につけて矯正を行いました。
1枚目の写真は、抜歯前の下顎の写真です。
両側の永久犬歯とも内側にかなり変位していました。
犬歯はもちろん切歯の乳歯もほとんどが残っています。
2枚目は上顎にインクラインプレインを装着した様子です。
3枚目の写真は矯正後1ヶ月の写真です。
下顎の犬歯が切歯の外側に変位しています。