症例
全臼歯抜歯
全臼歯抜歯の症例です。
15歳のネコちゃんです。
術前

術後

経過が楽しみです。
ネコの歯頚部吸収病巣
5月に入り、診察までの待ち時間が非常に長くなっています。
ご了承ください。
今回はネコの病気としてはとても多いケースです。
写真を見て、どこが変かわかりますか?

お分かりになれば、相当の歯科通ですね。
次のレントゲンをどうぞ。

レントゲンを見れば、一目瞭然ですね。
正常なのは、真ん中の歯だけです。
左右の歯は既にかなり解けていて、歯肉が覆っています。
典型的な、歯頚部吸収病巣の画像ですね。
このように、一見なんでもないように見えて、かなり重症なんて歯科の世界では
よくあることです。
ちょっと口腔内を診て、大丈夫なんてなかなか言えません。
ちなみに、この仔は痛みはありませんでした。
処置としては、抜歯もしくは歯冠切除(厳しい条件付)になります。
歯の修復
4月に入り、狂犬病注射やフィラリアなどの予防が始まりました。
特に日曜日は非常に込み合い、長い時間お待ちいただくことになります。
ネコちゃんや、歯の相談などの一般診療はできるだけ日曜日を避けてください。
よろしくお願いします。
今回はイヌの臼歯の修復の症例です。
かなり前に破折した臼歯の抜髄・修復を行ないました。

この後は通常通りの、修復を行ないます。
このような、重度なケースは、今後の歯肉炎の発症や
根尖病巣の定期的な観察が必要です。
歯科レントゲン
教科書でも載っていそうな、歯周病の画像です。

歯周病の手術の時期は?
下の画像をご覧ください。
12歳のチワワの頭部のレントゲンです。
今まで、定期的に歯石除去を行っていたのですが、
くしゃみ、鼻水が口臭が収まらないということで、転院されてきました。
よく見ると、下顎の歯槽骨が深くまで吸収され、実際には3mm程度しかありません。
上顎の歯もすべてが動揺していました。
なぜ、このような酷い状態になるかというと、早期に歯周病の歯を抜歯していないからです。
その責任は獣医師にあります。
歯石除去とは、歯石だけを取ることではありません。
私が「なぜ今まで、病院に連れて行かなかったの」と質問すると
決まって返ってくる答えは、「高齢だから、麻酔がかけられない」とか
「自然に抜けるまで、待ちましょう」と
獣医師に言われたので、様子を見ていましたというものです。
「自然に抜けるまで待つ」と言う考えは論外ですが、
一番困るのが、「高齢だから麻酔が危険」と言う理由です。
何歳から高齢だと思っているのかは、人それぞれですが、
癌や歯周病やその他の疾患も、高齢で多く発症するのが当たり前です。
それでも、高齢だからと言う理由で手術しないのでしょうか。
一度でも他の獣医師に「高齢だから手術ができない」と説明されると
その不安感を私が取り去ることは、容易ではありません。
通常、癌や膀胱結石、ヘルニア、子宮蓄膿症は高齢でもすぐに手術を勧めます。
歯科処置に関しては、何故か高齢を理由に手術を勧めない獣医師は極めて多いと思います。
その理由は「すぐに死につながらない」という理由と、
「うまく抜歯ができない」という理由に尽きると思います。
重度歯周病の中には、抜歯だけで完治に至るケースは、とても多いです。
内科療法を続けても、完治しません、進行を少し抑えているだけです。
まず第一に外科手術(抜歯)を考えてください。
その手術による麻酔が極めて危険ならば、内科療法を継続するしかありません。
私が手術をする症例は、10歳から15歳ぐらいの年齢の犬や猫です。
手術前に行う検査は、通常の手術の検査と何ら変わりません。
麻酔の手技も特別なものではありません。
他院にて「高齢だから」と言う理由で、歯科処置を断られたペットたちが集まります。
多くは、病院の紹介と言う訳ではなく、オーナー自らインターネットで検索されて、来院されます。
獣医師の歯科に対する認識・知識のなさが、このような状態を作っています。
ちなみにこの症例は、下顎骨の吸収が極めて激しいために、
下顎歯の抜歯は動揺がある歯のみ抜歯しました。
上顎は全抜歯を行いました。
犬の下顎骨嚢胞
今回は下顎骨嚢胞の症例について紹介します。
小型犬に時々見受けられる症例で、歯肉に膨らみができてきます。
一見、腫瘍を疑う感じですが、レントゲンを撮ると、骨が吸収していて
袋状になっていて、内部に埋没歯(ないこともあります)と液体の貯留が認められます。
処置としては、早期に外科的に埋没歯の除去と内側の袋を丁寧に切除することです。


一方の下顎の歯槽骨が大きく吸収されているのが、確認できます。
下顎骨の吸収は重度ですが、骨折には至っていませんでした。
ネコの歯肉の腫れ
今回は、1年前に、犬歯の脱落とともに、歯肉の部分が大きく腫れあがり、
他院での診察にて、腫瘍を疑った症例の報告です。
精査を求めて、来院されました。
初診では、1年前より腫れがひき、犬歯部分の軽度の膨隆が認められました。

次は、麻酔下による歯科レントゲン画像です。

下の犬歯の根尖が完全に残っていて、先端部周辺が黒く抜けています。
明らかに、周囲病巣が起こっている証拠です。
歯槽骨を削って、抜歯処置を行いました。

なぜ犬歯が破折したかわかりません。
外傷もしくはネックリージョンによるものと思われます。
ネコの犬歯の内歯瘻
このホームページに感心を持って頂いて、有り難うございます。
今回は日常の診察で時々観察される、内歯瘻について紹介します。
簡単に説明すれば、歯の根元に感染を起こり、膿がたまり
膿の逃げ場所がなくなり、歯肉に穴が開いてしまう病気です。

このネコの場合は、事故により犬歯が折れてしまい、
数年後に、内歯瘻になってしまいました。
治療は歯を残したいのであれば抜髄して修復
もしくは抜歯となります。
ちなみに、私も去年、内歯瘻になりました。
原因は10年以上前の虫歯治療の失敗です。
レントゲンで確認したところ、
抜髄処置の時に、ファイル(歯髄腔を掃除する針)が折れて残っていたようです。
まさか、今になって内歯瘻なんて?
思わず、以前通院していた、歯科医の先生の顔が浮かびましたが
今となっては、かかりつけの病院で治療中です。
重度の歯周病
歯周病の手術を行うときに、「何本ぐらい抜きますか?」と質問を受けます。
この返事が、とても難しいことなのです。
当然、歯は骨の中に埋まっています。
実際、見た目だけでは判断できず、
歯科レントゲンを撮らないと何もわかりません。
人の歯科医院でも、まず最初に口腔内のレントゲンを必ず撮ります。
これにより、今までの治療歴・歯周病の程度・埋没歯や
過去の歯科治療の失敗など、簡単に確認できます。
それほど、歯科レントゲンの依存度は高いのです。
そうなると、極端な話「1本から20~30本ぐらい抜歯かな?」
と答えざるおえません。
今回は、最初から下顎の犬歯以外すべて抜歯を予定した頭部のレントゲンを紹介します。
下顎の骨が歯周病により、骨折が起こるぐらい吸収されているのが確認できます。


猫の口腔内腫瘍
今回は猫の口腔内疾患の症例を紹介します。
猫の重度口内炎は、ヘルペス・エイズ・白血病ウイルスなどのウイルス関連や、
細菌、腫瘍、原因不明(自己免疫疾患など)さまざまな原因があります。
その中で、初期腫瘍は、普通の口内炎と見間違えることがあります。
ある程度経過すると、いかにも悪そうな顔をしますが、時に歯槽骨に進入し
発見が遅れることもあります。
疑わしい場合、病理検査と歯科レントゲンが必要です。
今回は扁平上皮癌の写真を紹介します。

今回は病理検査のため腫瘍を切除後、レーザー蒸散、患部抜歯後、縫合をして、検査結果を待ちました。

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口腔内に現れる腫瘍はメラノーマ・線維肉腫・扁平上皮癌など高確率で超悪性の腫瘍です。
種類によって、動向は違いますが、大悪党に間違えありません。
ネコの臼歯の疾患
今回はネコの咬合異常のとても珍しい症例です。
年齢は生後半年。
写真で示すように、両方の上顎臼歯が常に下顎の歯肉に当たり
歯肉が腫れ上がっています。

一般的には、抜歯を選択しますが、
もちろん、歯冠切除し修復を行いました。

歯科テクニックを覚えると、このような状態でも術後の痛みもなく対処できます。
あくまでも抜歯は最終手段です。
切歯の破切
今回の症例は、7歳の日本犬です。
「切歯に触れると痛がる」ということで来院されました。
見た目には、普通なのですが

実は

歯頚部から、破折していました。
歯頚部の吸収がないことから、外傷による破折と診断しました。
レントゲンで根尖病巣が確認されたため、抜歯しました。



